植物はNPKだけでは健全に育ちません
” 土 ” は、粘土鉱物からできていますが、農耕の容易な黒土、沖積土は大地に繁茂した植物遺体の体積でできました。豊かな土の原料は植物そのものです。
土の形成について、岩石や鉱物の風化、浸食などから形成され、地衣類が長い時間をかけて土壌を形成されたとする概念が一般的ですが、土壌の形成環境により、その成り立ちが違ってきます。
フランスなどのブドウの産地の水はけと保水性のある、白亜土(ケイ酸塩白土)は、10万年で作られたケイバン比の高い白い粘土ですが、これは、大陸移動での隆起によって作られたとされています。
また、森林の形成とその蓄積が白亜土を作ったとの認識もあり、土壌は森林で作られると思っていました。
それは、真実でありますが、重要な側面は、保水性と保肥力(高いCEC)があるモンモリロナイト粘土も、森林で作られたポトゾルも豊かな農地ではないということです。
アズミンやソフトシリカを入れる目的は、保肥力であり保肥力を必要としている状態は、アンモニア、カリウムの溶脱を防ぐための保肥力であり、その目的と前提は、肥沃でない土壌に化学肥料を元肥として投入し、その肥料成分を保肥させることが目的としています。
それは、水溶性の窒素とカリウムを保肥するためで、追肥作業を行うとしたら無意味であり、それ以上に根圏に容易に吸収できる水溶性肥料成分を置くことは、根の発育を阻害し、地上部の軟弱な発育をもたらし、環境変化、病害虫に侵されやすくし、農薬の使用量を増やします。
自分は、農業に関わり31年になりますが、30年前は、単肥の追肥を懐かしがる農協職員がいたように現在では、農業関係者が絶対的に化学肥料が無いと農産物ができないかのような認識でいます。
残念ながら、20年間の成績では、投入していない近隣農家と大した成績の違いはなく、ブドウの実どまり、品質も大差なく、旧式まぜた君の過剰投入(反当600kg)のカリウム過剰も手伝い、結局、熔リンの投入のほうが成績が上がりました。