肥料とは何でしょう。黒色土の出現
地球上では最終氷期(2.3万年前)からの一万年でチェルノーゼム、プレーリー、パンパに代表される黒色土が形成されたようです。
人類が農耕を始めたことの解釈には、7万年前の認知革命後に我々人類は集団生活を始め、食料として、男性による狩猟、女性、子供による木の実、ベリー類の採集とその分配であったと思われ、家族、または家族集団で役割分担されていた。
農業革命は紀元前11,000年に現トルコとイラン(北部メソポタニア文明)で始まったとされるが、その台地は、チェルノーゼムであった。下図の緑色がチェルノーゼム(黒色土で黒海の南部)でその下図の円と一致しているように始まりは黒色土からのようだ。


農耕のはじめるには、種まきをしたと思われる。
ほうれん草の種を赤土に播種して、多くの人が発芽はするがその後に生育が停止し、枯れてしまう経験があると思う。しかし日本の土壌で黒ボク土に石灰を散布し播種するとうまく育つ。
赤土に石灰を散布してもやはり育たない。
一万年前の人類も赤土(オキソシル)に播種してもほうれん草は生育しなかったでしょう。
しかし、黒色土では当たり前に発芽します。何を蒔いても発芽し、小麦を蒔き、豆類を蒔き定住が可能になったことでしょう。
農耕を始めるには、赤土ではなく黒色土
11,000年前に温暖な地域に生存したホモサピエンスの女性が播種することを行った。
食べたい植物、保存できる植物、美味しい植物を播種しただろう。
うまく発芽し生育し採取できるためには、現在では肥料を当たり前に事前に散布したり追肥したりしている。
人類が農耕を行えるには肥料が必要である。農業を全く知らない現代人も11,000年前のホモサピエンスも、肥料のことは知らないので、前述のようなほうれん草の失敗をするだろう。
日本の黒ボク土には石灰を入れないとほうれん草は育たないが、肥料(主に窒素、リン、加里)を入れなくとも育つことはできる。雑草が育つように。黒海南部の人類は、播種するだけで食べたい植物、保存できる植物、美味しい植物を栽培できた。
黒海南部の人類は、播種するだけで食べたい植物、保存できる植物、美味しい植物を栽培できた。
黒色土には肥料が入っていた。
土つくり、施肥、追肥は肥料を土壌に散布する経費の掛かる作業であり、現在では化学肥料のおかげで栽培できているように思われている。
農業革命は、人類が賢くなる前に、播種して収穫できる肥沃な大地、黒色土の存在が無いと不可能であったと思われる。
肥料の含有する黒色土が、9,000年前に地球の一部に出現したことは、農業革命の明かなる発端で、人類が農耕を行えるような知性が備わったのではなく、肥料の含有する黒色土の大地と温暖な気候適度な降雨が、人類に定住と農業革命をもたらしたことはあきらかです。